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総領事館から感染症広域情報

27 12 2008

領事館からのお知らせが届きましたので転載しておきます。
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【総領事館からのお知らせ:感染症広域情報(年末年始に海外に渡航される皆様
へ)】

12月26日
在デンパサール総領事館

12月22日付で外務省より感染症広域情報(年末年始に海外に渡航される皆様
へ)
が以下のとおり発出されましたので、在留邦人の皆様へ情報提供いたします。

(以下感染症広域情報)
 年末年始には、多くの方が海外へ渡航されることと思いますが、健康で安全に旅
行し、
無事に帰国するために、海外で注意すべき感染症について、以下のとおりお知らせ
いたします。
 感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識と予防方法
を身につけることが重要です。
基本的な感染症対策として、飲料水、虫刺され(蚊やダニなど)、動物との接触に
は注意が必要になります。
 海外に渡航を予定されている方は、出発前に旅行プランに合わせ、渡航先での感
染症の発生状況に関する最新の
情報を入手し、適切な感染予防に心がけてください。
 また、日本の空港や港の検疫所では健康相談を行っています。帰国時に発熱があ
る等、具合が悪い場合には
積極的に検疫所係官にご相談ください。
 感染症には潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が長いものもあり(数
日から1週間以上)、
帰国後しばらく経過してから具合が悪くなることがあります。その際は早急に医療
機関を受診し、渡航先、
滞在期間、動物との接触の有無などについて必ず申し出てください。

1.動物由来感染症
 犬、サル、げっ歯類(注)、鳥類をはじめとする動物との接触によって人が感染
する病気(動物由来感染症)です。
(注:哺乳類に属する動物の分類群で、マウス、ラットなど、ネズミの仲間)

(1)H5N1型鳥インフルエンザ
 H5N1型鳥インフルエンザは、東南アジアから欧州、アフリカへと拡大し、トリか
らヒトヘの感染事例も増加しています。
世界保健機関(WHO)によると、2003年11月以降、世界15カ国で391人が感染し、う
ち247人が死亡したことが確認されています
(2008年12月16日現在)。
 鳥インフルエンザは、感染した鳥の解体調理、飼育小屋などの閉鎖的な空間にお
ける感染した鳥との接触など、
鳥の臓器、体液、糞などと濃厚に接触することによってまれにヒトに感染すること
があります。

 ○発生地域(ヒトヘの感染):東南アジアを中心に欧州、中東、アフリカの一部地
域など
(トリートリ感染発生地域及びトリーヒト感染発生地域については、以下の厚生労
働 省検疫所HPを参照ください。)
 ○感染要因:感染した鳥や臓器、体液、糞などとの濃厚な接触
 ○主な症状:1〜10日(多くは2〜5日)の潜伏期間ののち、発熱、呼吸器症状、下
痢、多臓器不全等
 ○感染予防:鳥との接触を避け、むやみに触らない。
      生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らない。
      マスクの着用、うがい・手洗いの励行(特に鳥インフルエンザ発生
国・地域では徹底してください。)。
 ○参考情報:
  厚生労働省「鳥インフルエンザに関する情報」:
   http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
  厚生労働省検疫所「高病原性鳥インフルエンザ」:
   http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/35_hpai.html
  国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:鳥インフルエンザ」:
   http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html

(2)狂犬病
 狂犬病は、感染動物(主として犬)に咬まれることよってその唾液からウイルス
に感染し、
 長い潜伏期の後に発症します。発症すると、有効な治療法は無くほぼ100%死亡し
ます。
 世界における死者数は毎年5万5千人といわれています。
 我が国では、海外で犬に咬まれ帰国後に発症し死亡した事例が平成18年に2例報告
されています。
 ○発生地域:世界のほとんどの地域。特にアジア、アフリカ
 (発生がない地域は、英国、北欧、豪州、台湾、ハワイ、グアムなど一部)。
 ○感染要因:動物(特に犬が多いですが、ネコ、アライグマ、キツネ、スカン
ク、コウモリ等からの感染も見られます。)
  からの咬傷など
 ○主な症状:1〜3ヵ月の潜伏期間の後、発熱、咬まれた場所の知覚異常、恐水・恐
風症状、神経症状。
 ○感染予防:動物(特に犬)との接触を避ける。もしも犬などから咬傷を受けた場
合は、速やかに医療機関を受診し、
  消毒、暴露後ワクチンの接種などを受ける。

 感染しても、ワクチン接種等による治療を直ちに開始することにより狂犬病の発
症を防ぐことができます。
万一、犬などの動物に咬まれた場合は、すぐに傷口を石けんと水でよく洗い、でき
るだけ早く現地の医療機関を受診し、
傷口の消毒や必要に応じてワクチンの接種を受けましょう。帰国時には検疫所に申
し出て指示を受けてください。
 ○インドネシアのバリ島で狂犬病に感染した犬が確認され、犬に噛まれたとされる
住民数人が狂犬病で死亡したと報告されていますので、御注意ください。
 ○参考情報:
  厚生労働省「狂犬病について」:
   http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/index.html

(3)エボラ出血熱
 我が国では感染症法で一類感染症、検疫法で検疫感染症として規定されていま
す。
 ○発生地域:アフリカ(中央部〜西部)
 ○感染要因:感染したサルの血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触でも感染す
る可能性はありますが、
  ウイルスを保有する未知の自然宿主が媒介すると考えられています。
 ○主な症状:2〜21日の潜伏期ののち、発熱、頭痛、下痢、筋肉痛、吐血、下血な
ど。
  インフルエンザ、チフス、赤痢等と似た症状を示します。
 ○感染予防:流行地への旅行を避ける。野生動物との接触に注意する。
 ○フィリピンの養豚農場でエボラウイルスに感染した豚が発見され、平成20年に報
告されています。今
  回検出されたウイルスはヒトへの病原性を示した報告がないタイプですが、念
のため養豚農場に立ち入らないようにしてください。

(4)マールブルグ病(マールブルグ熱・マールブルグ出血熱)
 我が国では感染症法で一類感染症、検疫法で検疫感染症として規定されていま
す。
 ○発生地域:アフリカ(中央部〜南部)
 ○感染経路:サルの血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触により感染する例が
多いですが、
  ウイルスを保有する未知の自然宿主が媒介すると考えられています。最近で
は、コウモリから感染した
  可能性のある事例も報告されています。ヒトからヒトへの感染は感染防御具
(手袋・マスク)の不備によるものが多いです。
 ○主な症状:3〜10日の潜伏期ののち、初期には発熱、頭痛、悪寒、下痢、筋肉痛
など。
  その後体表に斑状発疹、嘔吐、腹痛、下痢、出血傾向。
 ○感染予防:流行地への旅行を避ける。野生動物との接触に注意する。
 ○ウガンダの洞窟ツアーに参加したオランダ人旅行者が感染して重症となるケース
が平成20年7月に
  発生したことが報告されています。感染源と思われるコウモリのいる洞窟には
立ち入らないよう御注意ください。
 ○参考情報:
  厚生労働省「マールブルグ病に関する海外渡航者への注意喚起について」:
   http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou25/index.html

2.蚊などを介して感染する感染症
 渡航先(国・地域)や渡航先での活動によって、感染する可能性のある感染症は
大きく異なりますが、
世界的に蚊が媒介する感染症が多く報告されています。特に熱帯・亜熱帯地域では
マラリア、デング熱、
チクングニヤ熱などに注意が必要となり、北米ではこれから秋にかけてウエストナ
イル熱の流行が予想されます。

(1)マラリア
 毎年世界中で5億人以上の患者、100万人以上の死亡者がいると報告されていま
す。我が国では、
 海外で感染して帰国される方(輸入症例)が毎年数十人報告されています。
 ○発生地域:アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広く分布
 ○感染経路:マラリア原虫を保有した蚊に刺された際に感染します。媒介蚊は森林
地帯を中心に夜間に出没する傾向。
 ○主な症状:病原原虫の種類により10日〜30日の潜伏期ののち、悪寒、発熱、顔面
紅潮、
  呼吸切迫、結膜充血、嘔吐、頭痛、筋肉痛など。迅速かつ適切に対処しなけれ
ば重症化し死亡する危険があります。
 ○感染予防:被服や防虫スプレー等により、特に夜間の外出時に蚊に刺されないよ
う注意してください。
 ○参考情報:
  厚生労働省検疫所「マラリア」:
   http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/07_mala.html
  国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:マラリア」:
   http://idsc.nih.go.jp/disease/malaria/index.html

(2)デング熱、デング出血熱
 世界中で25億人が感染するリスクがあり、毎年約5,000万人の患者が報告されてい
ます。
 我が国では、海外で感染して帰国される方が毎年数十人報告されています。
 ここ数年増加傾向となっていますので注意が必要です。
 ○発生地域:アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広く分布。
 ○感染経路:ウイルスを保有した蚊に刺された際に感染します。媒介蚊は日中、都
市部にも出没します。
 ○主な症状:突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹。デング熱患者の一
部は重症化して
  出血傾向がみられるデング出血熱となることがあります。
 ○感染予防:被服や防虫スプレー等によって、日中蚊に刺されないように注意して
ください。
 ○参考情報:
  厚生労働省検疫所「デング熱」:
   http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/09_dengu.html
  国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:デング熱」:
   http://idsc.nih.go.jp/disease/dengue/index.html

(3)チクングニヤ熱
 東南アジア、特にインド洋沿岸の国々で流行しており、平成18年にはインドで約
140万人の感染者が報告されています。
 我が国では、海外で感染して帰国後にチクングニヤ熱と診断された事例が平成19
年に2例報告されています。
 ○発生地域:アフリカ、インド等のインド洋沿岸諸国、東南アジア、平成19年には
イタリアで流行。
 ○感染経路:ウイルスを保有した蚊に刺された際に感染します。
 ○主な症状:2〜12日(通常3日〜7日)の潜伏期ののち、突然の発熱、激しい
頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹。
 ○感染予防:被服や防虫スプレー等によって、日中蚊に刺されないように注意して
ください。
 ○参考情報:国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:チクングニヤ
熱」
  http://idsc.nih.go.jp/disease/chikungunya/index.html

(4)ウエストナイル熱・脳炎
 鳥と蚊で感染が維持されている感染症です。北米地域で毎年数千人の感染者が報
告されています。
 感染者の一部は重症化し脳炎を起し、まれに死亡することもあります。
  我が国では、米国滞在中に感染し帰国後にウエストナイル熱と診断された事例が
平成17年に1例報告されています。
 ○発生地域:アフリカ、欧州南部、中東、アジア、近年では北米地域、中南米にも
拡大しています。
 ○感染経路:ウイルスを保有した蚊に刺された際に感染します。媒介する蚊は多種
類に及びます。
 ○主な症状:2〜14日(通常1日〜6日)の潜伏期のち、発熱、激しい頭痛、関
節痛、筋肉痛、背部痛、皮疹など。
 ○感染予防:被服や防虫スプレー等によって、日中蚊に刺されないように注意して
ください。
 ○参考情報:
  厚生労働省「ウエストナイル熱について」:
   http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou08/index.html
  厚生労働省検疫所「ウエストナイル熱」:
   http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/10_west.html
  国立感染症研究所「ウエストナイルウイルス」
   http://www.nih.go.jp/vir1/NVL/WNVhomepage/WN.html

3.食べ物、水を介した感染症
 渡航先や渡航先での行動内容によって、かかる可能性のある感染症はさまざまで
すが、
 最も多いのは食べ物や水を介した消化器系の感染症です。
 A型肝炎、コレラ、赤痢などは熱帯・亜熱帯地域で感染することが多い感染症で
す。
 生水、氷、サラダ、生鮮魚介類等、十分に熱処理がされていない飲食物に注意し
てください。

4.その他注意すべき感染症
 上記のほかにも、動物、水、食べ物等を通じて感染する病気が多く存在します。
 詳細は厚生労働省ホームページを参照ください。
(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou17/05.html)

5.海外の感染症に関する情報の入手
 海外の感染症に関する情報は、以下のサイトより入手することが可能ですの
で、渡航前に確認することをお勧めいたします。

 厚生労働省検疫所(海外渡航者のための感染症情報)ホームページ
  http://www.forth.go.jp/
 国立感染症研究所感染症情報センター(感染症別の詳細情報)
  http://idsc.nih.go.jp/disease.html
  外務省ホームページ(世界の医療事情)
  http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html

(問い合わせ先)
 ○外務省領事局政策課(医療情報)
   電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
 ○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
   電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
                http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)

以上
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上です。

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